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春期講習会
Zoomのみによる開催

5月23日(土)12:00~14:00
理化学研究所理事
立命館大学OIC総合研究機構招聘研究教授
北海道大学名誉教授
仲 真紀子 先生
科目Ⅰ 子どもの話に耳を澄ませる ―司法面接の方法を参考に―
事件、事故、いじめ、校則違反など、「何があったか」を子どもに話してもらわなければならない場面は少なくありません。ここでは認知心理学、発達心理学の知見を踏まえた、事実確認のための面接法(司法面接)をご紹介します。司法面接で用いられるオープン質問は、親子の日常会話を豊かにするためにも活かすことができます。簡単な演習も行います。

5月23日(土) 14:15~16:15
白百合女子大学教授
お茶の水女子大学名誉教授
菅原 ますみ 先生
科目Ⅱ 小児期体験の長期的影響性 ―幼児期の今を楽しく充実して過ごすことの大切さ―
近年の予防医学的な研究から、貧困や虐待、いじめなどの逆境的な小児期体験(Adverse Childhood Experiences: ACEs ) が成人期以降での心身の健康に影響を及ぼすことが明らかにされてきています。一方発達心理学の領域では、逆境体験のネガティブな影響を緩和する小児期の保護的・補償的体験( Protective and Compensatory Experiences: PACEs )に関する研究も進み、回復に関するレジリエンス研究が発展しつつあります。本講義では、 ACEsの悪影響から子どもを守るPACEsに関する国内外の研究について紹介するとともに、トラウマからの回復支援や、レジリエンスの中核となる養育者と子どもとの関係形成を支援するプログラムについて紹介し、幼少期での健康的でポジティブな体験の重要性について考えていきます。

5月24日(日)9:45~11:45
大阪大谷大学特任教授
井上 美智子 先生
科目Ⅶ 幼児期からの環境教育
地球温暖化による気候変動、有限な資源をめぐる紛争、環境難民の増加、生態系の崩壊など、現在自然科学が予測する人類の未来は明るいものではありません。今の子どもたちは「持続可能な社会」を創るというとても難しい課題にリアルタイムで向かっていかねばなりません。そのために、保育に何ができるのか考えます。

5月24日(日) 12:45~14:45
早稲田大学教授
外山 紀子 先生
科目Ⅱ 発達の連鎖を紐解く: 歩行開始期における発達カスケード
乳児期は、著しい発達を遂げる時期です。生後2〜3か月頃には首がすわり、その後、座位の保持が可能となり、寝返り、ハイハイ、つかまり立ちを経て、1歳を過ぎる頃には(個人差はあるものの)二足歩行を獲得します。移動運動の発達は、乳児が環境をどのように探索するかに影響を与えるだけでなく、他者との関わり方やコミュニケーションのあり方にも変化をもたらします。本講座では、歩行の獲得に焦点をあて、歩き始めることが認知・社会性・言語など他領域の発達にどのように波及していくのかをとりあげます。

