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春期講習会:東京会場とZoomの併用による開催

東京会場:立正大学品川キャンパス内。JR)大崎駅7分、JR)五反田駅から徒歩10分、東急)大崎広小路駅から徒歩5分、東急)不動前駅から徒歩19分。詳細は申し込み後に連絡します

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6月24日  12:00~14:00
根ケ山光一先生(早稲田大学名誉教授)

科目Ⅵ

広がりの中の子育て

―母子の健全な遠心性から考える―

親子は他人の始まりとも言われ、その関係はいつも親密ではいられません。それどころか、互いの主体性がぶつかる舞台ですらあります。たえず近づきと遠ざかりをダイナミックにバランスさせて関係を調整し、最終的にともに自立していくのが親子で、周囲のヒトとモノによるアロマザリング(母親以外が子育てに関与すること)の環境がそれを可能にしてくれます。こういったヒトの子育ての本質を、おとなと子どもを対等なパートナーとして位置づけるコンパニオンシップの観点から考察します。

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​6月24日  14:15~16:15
大野祥子先生(白百合女子大学非常勤講師)

科目Ⅴ

​父親と子育て

「イクメン」という新語が誕生したのは2010年のことでした。それから十数年たった今、父親たちの育児関与は進んでいるのでしょうか。親として、夫として、社会の一員としての男性が子どもとどのような関わりをもっているか、その現状と課題を考えます。

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​6月25日  9:45~11:45
山田修平先生(立正大学准教授)

科目​Ⅶ

表現活動を通した子どもの理解

―子どもの表現に寄り添う―

乳幼児期の表現は、想いがつまった尊いものです。幼児期の表現に寄り添い、理解し、尊重するべきか実技を交えて考えます。

①自由に広がる表現活動とは -負担なく実践可能な活動と環境構成について学びます- 

②洗濯ばさみアニマル -実技を通して子どもの豊かな発想を学びます- 

③描画の発達 -乳幼児期の描画の発達について学び、表現への寄り添い方を学びます-

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6月25日  12:45~14:45
西田佳史先生(東京工業大学教授)

科目Ⅲ

データに基づく子どもの事故予防の実践

―目を離さないから目を離せる環境のデザインへ―

わが国では、学校管理下の事故による傷害が年間100万件以上起こっています。転倒にかかる時間は0.5秒、家具が倒れる時間は1秒など、すべての事故を見守りで防ぐことはむずかしのです。本講義では、最近起こった具体的な事故事例を例題に、実際に実施可能な予防法を見つけるための基本的な考え方(3E)と、身の回りの事故を防ぐための実践的な事故予防方法を紹介します。

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6月25日  15:00~17:00
内田伸子先生
(IPU・環太平洋大学教授 お茶の水女子大学・十文字学園女子大学名誉教授 2021年度文化功労者)

科目Ⅰ

子どもは変わる・大人も変わる

―乳幼児虐待からの再生;青年期は第二の誕生期―

保育:子育てアドバイザー協会の初代理事長藤永保先生をプロジェクトリーダーに、発達心理学者たちが精魂込めて取り組んだふたりのきょうだいの40年に及ぶ補償教育の全貌をお話しします。
言語発達や認知発達の遅れはどのように克服されたのか、青年期での著しい成長を支えたものは何か。虐待された子どもが発達遅滞から回復する鍵は身近な大人との愛着の成立の可否にかかっていること、青年期の著しい成長を支えたものは仲間や保育者、教師たちとの出会いと暖かな交流を通して本人の自由意思の力によるものであることを、最新の脳科学と発達心理学の知見を踏まえて、人間発達の可塑性の謎を解き明かしたいと思います。

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