夏期講習会(Zoomによる開催)
夏期講習は
終了しました。
秋期講習は
こちら
8月21日 15:00~17:00
池田祥子先生(元こども教育宝仙大学教授)
科目Ⅴ
「幼保連携型認定こども園」を通して、幼保の歴史を考える
―「幼稚園」「保育所」「子育て支援」を貫く「家族」観および「子育て」観―
日本の幼稚園と託児所(保育所)の歴史を跡付けながら、それぞれを支えた社会的構造を考えます。
また、戦後「幼保一元化」の構想がありながら、なぜ幼稚園/保育所の二元体制が制度化されたのか、その経緯を辿りながら、現在の「幼保連携型認定こども園」の現状を検討します。さらに、子ども、親、保育者にとって、現在の「家族」観や「子育て」観に問題がないのかどうか、いま少し、三者がともにゆったりと関われるようになるために何が必要か……ともに考えていかれればと思います。
8月22日 12:45~14:45
勝浦範子先生(國學院大學栃木短期大学特任教授)
科目Ⅶ
環境教育ワークショップ:身近な自然観察と遊び
自然とかかわるなかで、子どもはち知的にも情緒的にもかけがえのない経験をします。なぜなら自然物は人工物と違い、日々変化します。ですから、決まったルートの散歩でも日々、新たな発見があるのです。自然とかかわるとき、五感を通して、脳はさまざまな刺激を受け、それが、脳や体のさまざまな活動につながるのです。しかし、自然環境の悪化により、子どもの生活のなかで自然とのかかわりが乏しくなっているのが現状です。そこであまり恵まれない自然環境のなかでも可能な自然観察と遊びを紹介します。また、園外保育、遠足などの機会を生かした実践、自然環境に恵まれた地域ならではの実践なども紹介します。子どもたちの生き生きとした表情が見られることでしょう。
8月22日 15:00~17:00
田島信元先生(白百合女子大学生涯発達研究教育
センター 東京外国語大学・白百合女子大学名誉教授)
科目Ⅶ
歌・読み聞かせで育む子どもの豊かな心:
実践活動のあり方と意義
近年、子どもの発達への読み聞かせの効用が叫ばれていますが、そのためには、子どもの発達を考慮した歌いかけ・読み聞かせ方や、その後に続く発展活動のあり方を考える必要があります。毎日の儀式的な歌いかけ・読み聞かせに加えて、週1回はメイン・プログラムとして、歌いかけと読み聞かせを組み合わせ、事前・事後(発展)活動を含む働きかけのあり方について体験を通して考えてみましょう。さらに、保育・幼児教育施設や家庭だけでなく、地域活動へと展開していくことの重要性についても討論したいと思います。