秋期講習会(Zoomによる開催)

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10月10日  12:45~14:45

榊原洋一先生(お茶の水女子大学名誉教授)

科目Ⅳ

発達障害を理解する

落ち着きがない、集団行動が苦手、指示が通らない、衝動的な行動が多い、などのいわゆる「気になる行動」の中に、発達障害が原因となっているものが多いことが明らかになっています。また幼児期の子どもの7%という高率にみられる発達障害について、園での対応だけでなく脳科学的な知見や治療についても詳しくお話しします。

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​10月10日  15:00~17:00

北島博之先生(元大阪大学教授)

科目Ⅲ

乳幼児と養育者の心身の保健衛生

大阪母子医療センター新生児科医として35年間、超早産児やハンデを持つ子どもたちの親子を支援し、その後2年間大阪急性期総合医療センターでハイリスクの正期産母子の検診を行ってきました。出会った親子から様々なことを学びました。赤ちゃんからみた「親から子に伝えて欲しい」ことと、どうやって子どもに伝えれば良いのだろうということを自分なりに考えたことをお話しします。

​10月11日  9:45~11:45

安藤寿康先生(慶應義塾大学教授)

科目Ⅱ

遺伝と環境からの子ども理解―進化教育学:平等公平な教育を乗り越えて―

学業・スポーツ・芸術・ビジネス等、あらゆる能力の個人差には50%ほど遺伝の影響があります。機会の公平と自己責任だけでは社会的平等を保証できません。教育界でほとんど議論されないこの「不都合な真実」を前に、われわれは「平等公平」をどう考えればよいのでしょうか。どんな教育を目指すべきなのでしょうか。 

10月11日  12:45~14:45

池田 祥子 先生(元こども教育宝仙大学教授・学長)

科目Ⅴ

「保育」という用語の歴史から考える―幼稚園・保育所と「家族」観および「子育て」観―

明治初期に設立された日本の幼稚園は、小学校以上の「教育」とは区別されて「保育」と称されました。それは「年少者」ゆえという配慮からではありますが、今で言う「ケア」概念を含み、「個々に応じた対応」という意味合いを含んでいます。しかし、幼稚園は小学校以上の「集団教育」という性格に引きずられ、後の「託児所(保育所)」の登場によって、ますます「教育」に傾斜がかかってきます。 最近の「認定こども園」登場によっても、なお「教育」と「福祉」に二分化されている日本の就学前教育・保育の現実を、「家族」観や「子育て」観と関わらせながら考えていきたいと思います。  

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10月11日  15:00~17:00

内田 伸子 先生(IPU・環太平洋大学教授,お茶の水女子大学名誉教授,福岡女学院大学大学院客員教授)

科目Ⅰ

子どもは変わる・大人も変わる―乳幼児虐待からの再生;青年期は第二の誕生期―

育:子育てアドバイザー協会の前理事長藤永保先生をプロジェクトリーダーに、発達心理学者たちが精魂込めて取り組んだふたりのきょうだいの40年に及ぶ補償教育の全貌をお話しします。
言語発達や認知発達の遅れはどのように克服されたのか、青年期での著しい成長を支えたものは何か。虐待された子どもが発達遅滞から回復する鍵は身近な大人との愛着の成立の可否にかかっていること、青年期の著しい成長を支えたものは仲間や保育者、教師たちとの出会いと暖かな交流を通して本人の自由意思の力によるものであることを、最新の脳科学と発達心理学の知見を踏まえて、人間発達の可塑性の謎を解き明かしたいと思います。