夏期講習会(Zoomによる開催)

☆開催日:

8月8日(土)、8月9日(日)

 

☆時 間:

第1日目  12時45分~17時(12時25分開場)

第2日目  9時45分~17時(9時25分開場)

8月8日  12:45~14:45

根ケ山 光一 先生  早稲田大学教授
科目Ⅵ

子育ては親子の主体性のせめぎ合いである:母子の健全な遠心性を考える

親子は他人の始まりとも言われ、その関係はいつも親密ではいられません。それどころか、妊娠から一貫して互いの主体性をかけたせめぎあいの舞台ですらあります。たえず近づきと遠ざかりのジレンマをダイナミックにバランスさせて関係を調整し、最終的にともに自立していくのが親子のリアルな姿で、周囲の環境がそれを可能にしてくれます。こういったヒトの子育ての本質を、新たに「子別れ」と「アロマザリング」という遠心性の観点からとらえ直します。

8月8日  15:00~17:00

西田 佳史 先生  東京工業大学教授
科目Ⅲ

データに基づく子どもの事故予防の実践―目を離さないから目を離せる環境のデザインへ―

わが国では、学校管理下の事故による傷害が年間100万件以上起こっています。転倒にかかる時間は0.5秒、家具が倒れる時間は1秒など、すべての事故を見守りで防ぐことはむずかしいのです。本講義では、最近起こった具体的な事故事例を例題に、実際に実施可能な予防法を見つけるための基本的な考え方(3E)と、身の回りの事故を防ぐための実践的な事故予防方法を紹介します。

8月9日  9:45~11:45

岡本 依子 先生  立正大学教授
科目Ⅵ

異文化の保育・幼児教育からとらえ直す日本の子どもの姿

日本においても異文化理解にもとづいた多文化共生保育・教育が求められています。本研修では、異文化における保育・幼児教育実践を踏まえて、日本の保育・幼児教育や子育てをとらえ直してみたいと思います。「いつも」と違う視点から「いつもの保育や子育て」をみることで新たな発見があるかもしれません。異文化児やその家族の支援だけでなく、子どもの柔軟性と多様性についても考えませんか。 

 

8月9日  12:45~14:45

仲 真紀子 先生  立命館大学教授
科目Ⅰ

子どもから「何があったか」を聞く技術―司法面接の方法を参考に―

事件、事故、いじめ、校則違反など、「何があったか」を子どもに話してもらわなければならない場面は少なくありません。ここでは認知心理学、発達心理学の知見を踏まえた、事実確認のための面接法(司法面接)をご紹介します。司法面接で用いられるオープン質問は、親子の日常会話を豊かにするためにも活かすことができます。

8月9日  15:00~17:00

杉山 憲司 先生  東洋大学名誉教授
科目Ⅱ

子どもの性格を理解し、保育に生かす―人間性と気質、性格、能力―

子どもの性格はどのように形成されるのでしょうか。遺伝の影響が大きいのか、それともしつけや仲間からの影響によって変わっていくのでしょうか。 人間が共有する人間性と気質等の個人差を生かす教育について、研究結果や事例をもとにわかりやすく解説します。 個性のあり様を捉える検査や質問紙は使えるよう詳述します。