「保育」という用語の歴史から考える―幼稚園・保育所と「家族」観および「子育て」観―

明治初期に設立された日本の幼稚園は、小学校以上の「教育」とは区別されて「保育」と称されました。それは「年少者」ゆえという配慮からではありますが、今で言う「ケア」概念を含み、「個々に応じた対応」という意味合いを含んでいます。
しかし、幼稚園は小学校以上の「集団教育」という性格に引きずられ、後の「託児所(保育所)」の登場によって、ますます「教育」に傾斜がかかってきます。 最近の「認定こども園」登場によっても、なお「教育」と「福祉」に二分化されている日本の就学前教育・保育の現実を、「家族」観や「子育て」観と関わらせながら考えていきたいと思います。  

池田 祥子 先生(10月11日  12:45~14:45)

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