秋期講習会(Zoomによる開催)
*秋期は会場では開催しません
なお、すべての講義終了後,春夏秋期講師と希望受講生(希望者)が都内で一堂に会する全体交流会を開催します。これについては交流会のページをご覧ください
科目Ⅰ
子どもから「何があったか」を聞く技術
―司法面接の方法を参考に―
事件、事故、いじめ、校則違反など、「何があったか」を子どもに話してもらわなければならない場面は少なくありません。ここでは認知心理学、発達心理学の知見を踏まえた、事実確認のための面接法(司法面接)をご紹介します。司法面接で用いられるオープン質問は、親子の日常会話を豊かにするためにも活かすことができます。
科目Ⅴ
乳幼児教育・保育の質の確保と向上
少子高齢化は深刻な状況です。そうした中でわが国の保育の課題は、量的な問題から質的な問題へと関心が移行しています。そうした中で、保育の質とは何か、質を向上させるためにはどのような取り組みが必要かについての検討もなされているのです。ここではそうした保育の質に関しての動向を踏まえ、現場での具体的な取り組みについて考えていきたいと思います。
科目Ⅶ
乳幼児期からの環境教育
地球温暖化による気候変動、有限な資源をめぐる紛争、環境難民の増加、生態系の崩壊など、現在予測されている人類の未来は明るいものではありません。今の子どもたちは「持続可能な社会」を創るというとても難しい課題にリアルタイムで向かっていかねばなりません。そのために、大人に何ができるのか考えます。
科目Ⅳ
メディア環境と子どもの発達
“デジタルネイティブ(生まれたときからインターネット環境のなかで育つ世代)“の出現とともに、メディア環境が人間発達にどのような影響を及ぼすのか、世界中で研究が盛んになってきました。テレビやビデオ、スマホやタブレットなどさまざまな電子メディアの乳幼児の使用実態や発達への影響性に関する研究を紹介しつつ、賢いメディア利用のあり方について発達心理学の観点から考えてみます。
科目Ⅲ
食の共有
他者と食を共有すること、すなわち共食は他の動物にはない人間の特徴です。
人間はなぜそれが可能なのか、また共食が子どもの発達にどのような意味をもつのかを発達心理学の立場から解説します。新型コロナウイルス感染症の拡大により共食がままならない今こそ、その意義を考えたいと思います。